WiMAXの意味・メリット・プロバイダについて

ルーターwx04いつでもどこでもインターネット通信が可能になるモバイルWiFiルーター。中でも利用者の多いWiMAX(ワイマックス)という通信サービスを耳にしたことがある方も多いと思います。ただ、WiMAXと他のポケットWiFiサービス(ドコモやソフトバンクにもあります)の違いを正確に説明できると言う方はまだまだ少ないようです。

このサイトではWiMAXの意味や具体的にどんなサービスを指すのか、利用するメリットは一体何なのかという解説から、WiMAXの契約に欠かすことのできないプロバイダの比較・紹介まで、幅広くWiMAXについて説明させていただきます。

そもそもWiMAX(ワイマックス)の意味

WiMAX(ワイマックス:Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略)とはデータ通信方式の名前のことで、高速モバイル通信を実現する、次世代ブロードバンド技術などとも考えられています。携帯電話やスマートフォンのインターネット通信が4GあるいはLTEといったデータ通信方式であるのと比較して、WiMAXのモバイルWiFiルーターはWiMAXという独自の通信方式でインターネット通信を実現しているのです。

WiMAXサービスを提供する「プロバイダ」と呼ばれる会社が数十社ありますが、プロバイダ各社が提供するWiMAXサービスは、どれもWiMAX通信方式を利用したインターネット接続サービスです。サービスの内容・通信方式には違いはありませんが、WiMAXを利用するためにはどれか1つのプロバイダとの契約が必要になります。 みなさんが良く利用している代表的なWiMAXプロバイダを次に、WiMAX比較の一覧として紹介します。

代表的なプロバイダの特徴比較

WiMAXサービスを契約するには次のようなプロバイダの中から1社を選択し、契約する必要があります。

UQ WiMAX

WiMAXの通信設備を維持・管理するUQコミュニケーションズ社が運営するWiMAXプロバイダサービスで、数十社あるWiMAXプロバイダの本家本元にあたります。UQ WiMAXの特徴は以下の通りです(UQ WiMAXやUQモバイルなどUQコミュニケーションズのサービスについて)。
  • UQ Mobileのサービスも含めて認知度が高く、また本家本元ということもあってサービスへの信頼感が高い
  • WEBサイト上でのヘルプコンテンツが充実していたり、電話問い合わせの対応時間が最も長いなどサポート体制が整備されている
  • 一方で月額利用料金はWiMAXプロバイダの中でも最も高額に近く、料金的なメリットは少ない

@nifty WiMAX(ニフティ)

パソコン通信時代から通信サービスプロバイダとして有名な、富士通系の企業・nifty(ニフティ)が提供するWiMAX接続サービス。niftyでんきや、格安モバイルサービスであるnifmoなどをすでに利用していて、@nifty会員となっている方にとっては親しみやすいWiMAXプロバイダです。
  • 大手・有名プロバイダと言うこともあり、認知度・信頼度ともに高い
  • サポート体制が充実しているほか、WiMAXの料金支払いで口座振替にも対応している数少ないWiMAXプロバイダの1つ
  • 一方で@nifty会員でない方にとっては、WiMAXの契約の前にまず有料の会員制度(月額250円)への加入が必要で、その分だけ料金負担が高くなる

BIGLOBE WiMAX(ビッグローブ)

こちらもインターネットサービスプロバイダとして多くの実績を持つ、BIGLOBE(ビッグローブ)が提供するWiMAXサービス。BIGLOBEは長くNECグループの会社として知られていましたが、最近になってKDDIグループに買収され、auやUQ WiMAXと同じKDDIグループの企業となりました。BIGLOBE WiMAXのサービスの特徴は以下の通りです。
  • niftyと同様、大手・有名インターネットサービスプロバイダの1つ。
  • 口座振替によるWiMAX料金支払いに対応する貴重なプロバイダの1つで、かつキャッシュバックキャンペーンも魅力。
  • ただし、3年契約の実質負担総額料金の比較では他社よりもやや高め。

GMOとくとくBB

インターネット関連企業・GMOグループが提供するインターネット接続サービスであり、WiMAXプロバイダサービスも提供しているのがGMOとくとくBB。3万円から4万円にもなるキャッシュバックキャンペーンが人気のWiMAXプロバイダです(GMOとくとくBBのWiMAXについて)。

  • 高額キャッシュバックキャンぺーンで有名なWiMAXプロバイダで、3年契約の実質負担総額料金の比較でも最安クラス。
  • 同時に、キャッシュバック受け取り手続きの煩雑さや、受け取りに失敗する可能性もあるプロバイダとして悪い評判も。
  • 新規契約時の対応は早く、ルーターの即日発送などに対応

Broad WiMAX(ブロードワイマックス)

主にWiMAXサービスを専門に提供するプロバイダで、株式会社リンクライフが提供するサービス。キャッシュバックキャンペーンなどが無い分、WiMAXの月額利用料金が非常に安く、契約・加入のハードルが低いプロバイダで人気が高い(Broad WiMAXの詳細)。

  • 月額料金2,726円からWiMAXを契約・利用可能な、最安クラスの料金で人気のプロバイダ。
  • ルーターの発送も早く最短で契約・申し込み当日の発送が可能であるほか、店舗での即日受け取りも可能(東京2店舗、埼玉1店舗、大阪1店舗)。
  • 他社WiMAXプロバイダからの乗り換えキャンペーンや、満足保証などのユニークなキャンペーンでも有名。

カシモ WiMAX

月額利用料金の安さに定評がある、カシモのWiMAXサービス。契約時にルーターが無料で提供されるが新品ではない新古品である点などが他社プロバイダと比較してユニーク。

WiMAXを契約するメリット

WiMAXは使い勝手の良いポケットWiFiサービスとして、契約者数が急速に増えているサービスです。人気の高い理由について、WiMAXの契約メリットとして以下の5点を紹介します。

家でも外でも使える

通信用の機器(ルーター)はとても小さく、簡単にカバンの中などに入れて携帯することができる大きさ。 フレッツ光などの光回線サービスでは、家に光ファイバーケーブルを引いてきてそれを使ってネット接続することになるので、回線のある家の中でしか使うことができないが、WiMAXであればルーター機器を持ち運べば、電波の届くエリア内であればどこでも、使いたいところでインターネットが使えます。屋内や屋外、外出先や移動中でも大丈夫です。

工事不要・配線不要

WiMAXなら家の配線工事は一切不要なので、一戸建てに住んでいる方はもちろん、マンションやアパートに住んでいる方にもピッタリです。 マンションやアパートだと、回線工事を不動産管理者などにお願いしなければならなかったりするが、WiMAXならそういった面倒もなく、引っ越しのときも全く手間がかからないため、一人暮らしの方にもおすすめです。

下り最大速度708Mbpsの高速インターネットが可能

WiMAX通信回線の速度は、下り最大708Mbps、上り最大75Mbps。光回線が1Gbps以上であることと比較するとやや劣るものの、それでもこれだけの速度があれば、Webページの閲覧やメールの送受信はもちろん、動画であっても十分な速度で視聴・ダウンロードできます。YouTubeやニコニコ動画でお気に入りの動画を堪能したり、オンラインゲームを楽しむのに利用している方も多くいます。

拡大中のサービス対応エリア

主要都市における人口カバー率は99%以上、全国でも90%以上がWiMAXのサービス対応エリアとなっています。地方ではまだ圏外となるエリアもありますが、大都市部では特にWiMAXがつながらない場所の方が少なくなってきているようです。2017年にはWiMAX2+の屋外基地局の数が日本全国で3万局を突破するなど、今後もさらにエリアが拡大される予定です。

安い料金プラン

WiMAXの月額利用料金は、契約するプロバイダや申し込む料金プランによってやや異なりますが、これだけのメリットがあるにもかかわらず他のポケットWiFiサービスと比較しても安いのが特徴です。 プランの種類は、月間データ量7GBまでのプランや使い放題のギガ放題プランの2種類。また金額は、キャンペーンなどを利用すると実質月額3,000円前後で利用できます。

プロバイダの中には、アンケート記入や友達紹介などを条件に、割引やキャッシュバックキャンペーンを行うところがあります。プロバイダを選ぶときには、それらも必ず考慮に入れるようにしましょう。

  1. Broad WiMAXが選ばれる5つの理由

    WiMAXプロバイダ比較

    Broad WiMAX(ブロードワイマックス)について
  2. ポケットWiFi関連

    WiMAXと他のポケットWiFiの違い
  3. GMOとくとくBB

    WiMAXプロバイダ比較

    GMO WiMAXについて
  4. UQ WiMAX新ギガ放題プラン

    WiMAXプロバイダ比較

    UQ WiMAXとUQモバイル(UQコミュニケーションズ)について
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